著者/笹本雅行
【POD】惑星物語ー1(改訂版)
惑星をテーマとした天文随想。11世紀ペルシャの天文学者オマル・ハイヤームの詩集「ルバイヤート」に表現されている苦悩、悲嘆の原因は、天動説に疑問を抱きながら地動説にまでは至らなかった中世イスラム天文学の限界によるものではないか。ハイヤームは惑星の動きの解明に全生涯を捧げたが、時代的な制約もあって地動説にたどり着くことが出来なかった。さらに、彼は古典期ギリシャ、とりわけエピクロスの原子論に基づく唯物論的自然観をもっていたが、イスラム教の教義が厳格化してゆく時代状況の中で、宮廷官僚としての立場も微妙なものになってゆく。こうした中でその苦悩を唱ったのが「ルバイヤート」である。古代から近代に至る天文学の歴史の中でオマル・ハイヤームの果たした役割を考える。惑星をテーマにした3部作の第一作。
出版社:デザインエッグ株式会社
発売日:2023年10月17日頃
価格:2200円
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