著者/大槻 閑人/子鹿 ゆずる

アンメット -ある脳外科医の日記ー(14)

記憶障害を抱える脳外科医が、
医者としての自身を取り戻す。

日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者の多くがなんらかの後遺症と闘っている。

自分の意図とは無関係に手が動いてしまう患者は長い間、他人からの疑いの目にさらされてきた。
時に無意識の認知バイアスが、人を追い詰めていく。
そして存在しないはずの手足が痛む幻肢痛に苦しみ、生きる目的を失った男は、やっかいな同室の患者に悩まされる。
一方でミヤビは脳外科医として
患者に寄り添う日々のなかで、
婚約者である三瓶の頑なな態度に疑念を抱く。
なぜ三瓶は執拗にミヤビを救おうとし、また、
自分自身をないがしろにしてしまうのか。

「エイリアンハンド」「幻肢痛」のエピソードを収録。

出版社:講談社

発売日:2024年04月23日

価格:759円

商品ページ

類似する本一覧

著者/大槻 閑人/子鹿 ゆずる

アンメット -ある脳外科医の日記ー(13)


発売日:2023年11月22日

著者/浅山 わかび

ラストカルテ -法獣医学者 当麻健匠の記憶ー(7)


発売日:2023年12月18日